知り合いの不動産業者の方から、最近相談されたのが、賃貸物件の契約をしたばかりお客さんから、契約を白紙解約したいので、お金を全額返して欲しいと・・・その理由は最終電車の時間が早すぎて、残業に対応できないとのことでした。
本来、契約前に重要事項説明すべきなのにしなかったので、白紙解約にしたいとのことのようです。未だ引越しはしていないとのことでした。
◎このように回答しました。
本来、契約前の重要事項で説明すべき事項は、法律で決められています。最終電車の時刻の説明は含まれていません。よって、契約が成立している以上、契約書の内容に従って解約の手続きをするのが、原則です。しかし、個々のお客様が、その物件を契約するにあたり重要な要素となっていることが、伝えられていた場合には、業者として調べられる範囲のことであれば、調査しておくのが正しい対応ではないかと。
仮に、契約前に口頭で伝えられていたにも関わらず、業者が何の調査もしていなければ、消費者保護の観点から、白紙解約になっても仕方がないとのではと。
その業者の話では、確かに、物件案内の際に、残業が多く、終電車で帰ることが多いので、駅に近い物件にしたいと聞いていたそうです。しかし、時刻表の調査は誰でもインターネットなどで簡単に調べることが出来ることであり、事前の説明不足により白紙解約では納得がいかないと話していました。皆さんはどのように考えます・・・・
2014年9月29日月曜日
2014年9月15日月曜日
不動産業界の裏話
あるテレビ番組で、不動産業界の裏話が出てしまい話題になっているようですので、事実をご説明しておきます。
賃貸物件に関して
①同じアパートやマンション内で面積や設備が全く同じなのに、何故家賃
が違うのか。
回答 新築物件でも階層や、角部屋、階段やエレベーターの近くなど、物
理的な要素で違う場合があります。また、中古になりますと、リ
フォームの違いはもちろん、入居される時期によって賃料は異なり
ます。その他に告知が必要な事故物件の場合もあります。
②告知物件は必ず告知するのか。
回答 忌み嫌われるものは嫌がるのが一般の人です。殺人事件があった
ような場合は、いくら綺麗にしても今までのような賃料で貸すことは
難しくなります。宅建業法で告知することが義務付けられているの
で、しなければ業法違反となり営業停止になりかねません。そこ
で、あえて賃料を安くして、その理由を説明したうえで契約すること
になります。ここで大事なのが、どこまでの事件が説明の必要が発
生するか、ということになります。その場では人が亡くならなくて病
院に運ばれて半年後に亡くなった場合など、この辺りの運用には決
まったものがないので、その不動産会社によってまちまちです。
当社では、そのことを知ったら、この条件で借りるか、そのことを
知ったらクレームが出ないかで判断しております。
賃貸物件に関して
①同じアパートやマンション内で面積や設備が全く同じなのに、何故家賃
が違うのか。
回答 新築物件でも階層や、角部屋、階段やエレベーターの近くなど、物
理的な要素で違う場合があります。また、中古になりますと、リ
フォームの違いはもちろん、入居される時期によって賃料は異なり
ます。その他に告知が必要な事故物件の場合もあります。
②告知物件は必ず告知するのか。
回答 忌み嫌われるものは嫌がるのが一般の人です。殺人事件があった
ような場合は、いくら綺麗にしても今までのような賃料で貸すことは
難しくなります。宅建業法で告知することが義務付けられているの
で、しなければ業法違反となり営業停止になりかねません。そこ
で、あえて賃料を安くして、その理由を説明したうえで契約すること
になります。ここで大事なのが、どこまでの事件が説明の必要が発
生するか、ということになります。その場では人が亡くならなくて病
院に運ばれて半年後に亡くなった場合など、この辺りの運用には決
まったものがないので、その不動産会社によってまちまちです。
当社では、そのことを知ったら、この条件で借りるか、そのことを
知ったらクレームが出ないかで判断しております。
2014年9月7日日曜日
お礼
先日、当社で管理してる物件の店舗でスナックをされていた方が病気によりお亡くなりになりました。建物完成と同時に開店され約23年間続いてきましたが、後継者がいないことから閉店となりました。
解約に伴う手続きが完了し、全ての処理が終わった後に、遺族の方が挨拶に来られ、お礼と書いた封書を頂きました。亡くなる前に預かっていて、解約の手続きが終わったら私へ渡すようにとの遺言だったそうです。
私も約28年不動産業を営み、多くのお客様に接する中で、このようなお客様と出会えたことは大変幸せなことだと痛感しております。こちらこそ感謝の気持ちで一杯で、お礼を申し上げるのはこちら側です。
社員全員で、お心遣いに感謝し、そのお金で一杯飲むことにしました。いつもなら居酒屋で飲んだ後に、そのスナックへ・・・・・
残念でなりません。
解約に伴う手続きが完了し、全ての処理が終わった後に、遺族の方が挨拶に来られ、お礼と書いた封書を頂きました。亡くなる前に預かっていて、解約の手続きが終わったら私へ渡すようにとの遺言だったそうです。
私も約28年不動産業を営み、多くのお客様に接する中で、このようなお客様と出会えたことは大変幸せなことだと痛感しております。こちらこそ感謝の気持ちで一杯で、お礼を申し上げるのはこちら側です。
社員全員で、お心遣いに感謝し、そのお金で一杯飲むことにしました。いつもなら居酒屋で飲んだ後に、そのスナックへ・・・・・
残念でなりません。
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