2010年8月29日日曜日

小豆島の想い出


平成4年の話ですが、美味しいうどんが食べたいね、ということから、讃岐うどんの本場、四国へ社員旅行に行くことになりました。

羽田空港から高松空港へ。空港からはレンタカーで金比羅宮をお参りし、坂の途中のうどん屋さんで、最初の讃岐うどんを食べたところ、とっても美味しいのでびっくり。その日は高松市内に泊まり、翌日船で小豆島へ向かいました。

小豆島に行こうと思ったのは、船に乗ると旅をしている雰囲気がよりでるかなと思ったからです。

高松港から約1時間の短い船旅で小豆島に到着。島では有名な二十四の瞳の映画村やオリーブ園等を見学し、ホテルで一泊しました。翌日、寒霞渓をロープウエイで散策して、お昼ご飯を何処で食べようか迷っていると、そうめんの工場が有りました。ちょうどそこにそうめんを干す作業をしている人がいたので、その人に、「小豆島はそうめんが有名とのことですが、何処に行けば、こちらのそうめんが食べられますか ? 」と尋ねたところ、なんとその方はその会社の社長さんで、「うちのそうめんは島内に卸していないので、家に来て食べて行きなさいよ。」と誘って頂きました。

せっかくのお誘いでもあり、又、近くに食事の出来そうなお店も無かったことから甘えることにしました。ぞろぞろと大勢で社長宅に伺ったところ、奥様が困った顔をしていましたが、そうめんを沢山茹でて頂き、皆がお腹一杯になるまでご馳走になりました。そうめん、おつゆも、本当に美味しかったです。  

帰り際にお礼としてお金を包んで渡そうとしましたが受け取ってもらえませんでした。小豆島のそうめんを食べて頂けただけで、満足ですと社長に言われました。

せめて工場での製品をお土産に売って頂けないかとお願いし、分けて頂くことができました。

小豆島から高松に戻り、徳島県の鳴門に行って宿泊し、翌日は船で鳴門の渦潮を見学し、かずら橋を見て東京に帰りました。

当社の仕事は不動産業全般であり、特に東大和市・小平市を中心にした賃貸物件の仲介や管理をメインにしておりまして、大家さんを始め、関係者数百人の方々とお付き合いをさせて頂いております。翌年の夏、お中元の品として、あの時お世話になったひとみ麺業さんから「小豆島の太そうめん」を取引先のお客様にお送りしたところ、多くの方々から「美味しかった・始めて食べました」と大変喜ばれました。

それ以来、毎年お中元の品として「小豆島の太そうめん」を利用させて頂いております。

あのとき、見ず知らずの者達に「そうめん」をご馳走して下さったひとみ麺業さんと、こんなに長くご縁ができるとは思ってもみませんでした。

一度ご賞味頂ければと思いますので、連絡先を記しておきます。

㈲ひとみ麺業             
〒761-4411香川県小豆郡小豆島町安田甲287-1  
℡0879-82-5233  
ファックス0879-82-4821
http://24hitomi.jp/welcome.html


P.S. 太づくり素麺 が特にお奨めです。