空室ありの看板を付けているだけでは、あき部屋は決まりません。
最近は、フリーレントや敷金0、礼金0、仲介手数料0などの募集広告を目にすることもありますが、これからは新しい工夫が必要ではないかと思っていました。
研修会の講師の話では、アパートやマンションの空室を少ない予算で決めるキーワードは、壁紙と棚、そして照明とのことでした。
年齢により違いはあるものの、男性はモノトーン、女性は花柄などの明るく可愛い感じのクロスが人気があるようです。最近では退室の際に、クロスを張り替えるのではなく、ペンキで塗ってしまうのも流行っているそうです。そのペンキの中には、ホワイトボードのように落書きや、文字など自由に書いたり消したりできるものもあるそうです。
次の棚ですが、男女ともに賃貸住宅にお住いの方に、後のことを考えないとしたら、どのような造作をしたいかとアンケートをしたところ、第一位は棚を好きなところに付けることでした。。それなら、入居して頂けるなら好きなところに棚を付けてあげるプレゼントをすれば効果があるのではないでしょうか。早速、いろいろな棚のカタログを取り寄せました。
そして照明ですが、間接照明など雰囲気を出せる効果もあり、入居に際して照明器具をセレクトできれば、入居促進に繋がるようです。特に男性はスポットライトが好きなようです。
アンケートにより、入居者は何を望んでいるのか、時間と共に変化していることを知って、その時代にあった工夫をすることの大切さを改めて実感しました。